創時間

所用で京都の奥のほう、丹波地方へ。
やっぱりちょっと気温が違うのか、
木津ではもう満開の桜がまだつぼみでした。
でも、町の中にいるよりも
山里には早春のよそおいが
あちこちに豊かに感じられました。
たらの芽もぷっくりとふくらんで。

山を見上げると、
ところどころ白くなっているところが。
それは、山桜が咲いているからなのだそう。
山の中でだれにも見られることなく、
堂々ときれいな花を咲かせている山桜を思うと
自然の強さを感じる。
足元のちいさな花にも、同じような強さを感じます。
そうして、私自身も
そんなふうに
ゆらぐことなく、ささやかに
自分の花を咲かせていたいなと思います。